中国で「レベル3以上」の自動運転車、販売許可・公道走行の実証事業展開へ
中国工業和信息化部(工業情報化部)と公安部は2日、「自動運転車の販売許可・公道走行のパイロット事業推進に関する通知」(意見募集稿)を発表した。両部は今後、一定の条件を満たした自動車メーカーと、量産条件を満たした自動運転機能搭載車の選出作業を進め、自動運転車の許可申請に関する実証事業を展開。販売許可が下りた製品を対象に、パイロット都市の指定エリア内で公道実証実験を行う。中国経済網が伝えた。
通知では、自動運転機能搭載車は、「自動運転レベル3(L3)と自動運転レベル4(L4)を含む」と記載。現在、市場で主流となっている自動運転レベル2は対象外とした。
両部は同パイロット事業を展開する目的について、自動運転車の機能、性能向上と、産業生態系の強化にあると説明。パイロット事業の結果を基に、関連の法律法規や技術標準の制定作業を進めるとしている。