メルセデス、レベル3自動運転システムを中国導入へ
独メルセデスベンツのマーカス・シェーファー最高技術責任者(CTO)はこのほど、同社が開発したレベル3自動運転システム「DRIVE Pilot(ドライブパイロット)」を中国市場に投入し、テスラの自動運転機能「FSD」に対抗すると明かした。
智能制造網が27日伝えた。ドライブパイロットは2022年5月にドイツでの使用が許可された。今年1月には米ネバダ州でも使用許可を取得し、米国でレベル3自動運転車の投入を許可された第1号企業となった。米国ではネバダ州に続き、カリフォルニア州でも使用許可を取得。SクラスとEQSクラスにドライブパイロットを搭載し、今年下半期に納車を開始する。
テスラは2020年10月、一部のユーザーを対象にFSDのベータ版の提供を始めた。同社はベータ版のアップグレードを通じて、完全自動運転を実現するレベル5の水準に徐々に近づけていくことを目指している。