中国初L3自動運転車の公道走行を許可、深セン市で8月から

広東省深セン市は5日、中国が次世代カーと位置付ける自動運転車などの「智能網聯汽車」の公道走行を許可する全国初の条例「深セン経済特区智能網聯汽車管理条例」を正式に発表した。8月1日に施行する。

条例の内容は、智能網聯汽車の定義付け、自動運転による公道走行試験、自動運転車両の登録・道路走行、自動運転車両の公道走行に求める要件、自動運転車が事故を起こした場合の責任区分など多岐にわたる。

智能網聯汽車は、「条件付き自動運転」、「高度自動運転」、「完全自動運転」の3種に区別した。それぞれの技術要件はSAE(米自動車技術会)が定める「L3~5」の基準と合致していることから、中国で初めて「L3」以上の自動運転車の公道走行を認めることを明文化した規則となる。

自動運転の公道走行試験については、その他の省や市で実施済み、または実施中の走行テストを深セン市内でも展開する場合、他省・市に提出した申請書類、および関連資料を提示すれば、市内走行を認める試験用ナンバープレートを交付すると規定した。将来的に、同市以外で走行テストを完了すれば、市内テストを省いて自動運転車の公道走行を認める簡素化措置を導入するための道筋を作ったとみられる。

法責任の所在についても規定しており、「交通違反や交通事故があった場合は、完全自動運転車を除き、すべての自動運転車の運転手が法的責任を負う」と定めた。

中国で初めてL3の自動運転車両の公道での走行が許可された=中国深セン市

我市出台国内首部智能网联汽车管理法规 无人驾驶可在划定区域路段行驶

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