ロシア、16nm採用の国産CPU供給開始
ロシア産業貿易省次官が明らかにしたところによると、ロシアは国内企業に向けて、16ナノメートル(nm)プロセスで製造された48コア構成のCPU(中央演算装置)「Baikal-S」の供給を開始した。主にサーバーやメモリデバイス向けとして用いられ、第1弾として1000個を納入した。28日付IT之家が伝えた。
IT之家が2023年に伝えた内容によると、Baikal-SはロシアのCPUメーカーであるBaikal Electronics社が自社開発した。48個のArm Cortex-A75コアを搭載し、ベース周波数は2.0GHz、最大ブーストは2.5GHz、消費電力は120Wとなる。メモリインタフェースは、各チャンネルに128GBのメモリを搭載し、最大で768GBのメモリをサポートできる。
Baikal Electronics社は2021年に発表したロードマップで、同CPUの2025年の年間生産量を60万個超とする計画を明らかにした。