CATL、合肥市でEVバッテリー交換サービス開始
月399元から利用可能
車載電池世界最大手の寧徳時代新能源科技(CATL、福建省寧徳市)は18日、安徽省合肥市で電気自動車(EV)向けの電池交換ステーション「EVOGO」の営業を開始した。同サービスの提供は中国2都市目。
「EVOGO」は、子会社の時代電服(CAES)を通じて設置を進めており、合肥市ではまず3カ所でサービスを提供。年内に20カ所まで増やし、市内半径5キロメートルのサービスネットワークを構築する。
「EVOGO」はサブスクリプション方式を採用し、交換用バッテリーを1個につき1カ月最低399元(約8,051円)で貸し出す。
ステーションは駐車場3台分のスペースに設置でき、電池交換の所要時間はわずか1分。ステーション内に48個のバッテリーを収容可能だ。
バッテリーはCATLが「EVOGO」向けに開発した量産型で、形が板チョコレートに似ていることから「Choco SEB」と名付けられた。重量エネルギー密度160Wh/kg以上、体積エネルギー密度325Wh/Lを実現し、電池1個あたりで200キロメートルほどの走行距離を可能とする。純EVプラットフォームをベースとする車種では、世界の市販車の80%、今後3年間に発売が予定されている全モデルに対応する。