韓国サムスン電子、西安チップ工場の3D NAND設備などを売却へ

韓国サムスン電子は近く、陝西省西安市にあるNAND型フラッシュメモリー工場などさまざまな前工程および後工程ラインの旧設備の売却を開始する見通しだ。

台湾メディアが6日伝えた。業界関係者によると、サムスン電子は、半導体部門(DS)で大規模なコスト削減とライン調整を進めており、中国の半導体生産ラインの設備も売却を検討している。

すでに複数の企業との話し合いが始まっており、2025年には正式に売却手続きが開始される見通し。売却される装置の大半は100層3D NAND装置だという。サムスン電子は昨年から、西安工場で200層プロセスへの転換を進めている。

業界関係者の中には、サムスン電子の前工程および後工程のプロセス装置の販売が、中国の半導体産業にプラスになるとみている。東京エレクトロン(TEL)などが成熟プロセス装置を中国に販売しており、サムスン電子もこれらの装置を保有しているとみられる。中国の現地企業や第三者を通じて売却される見通しだ。

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