韓国現代自動車、北京工場で3割人員削減か
9月28日財聯社は情報筋の話として、韓国の自動車メーカー大手、現代自動車(ヒョンデ)と中国自動車大手の北京汽車の合弁、北京現代汽車が、全従業員の3割を削減するリストラを実施すると報じた。
北京現代汽車は現在、解雇対象と第一陣の従業員と話し合っており、今年11月に解雇を完了する。来年2月に第二陣の解雇を開始する見込みで、2陣の解雇の従業員数は全従業員の30%を占める見通しだ。
現代自動車は2020年末まで中国での月産規模は5万台だったが、今年に入ってからは1〜2万台と低迷し、8月は1万台を切る9874台にとどまった。
北京現代自動車は21年に北京の第1工場を売却した。さらに同社CEOは23年6月、さらに中国の工場を閉鎖し、中国の2つの工場を売却する必要があることを明らかにしていた。同時に中国での車種を13モデルから8モデルに減らす方針を示していた。
同社は今年1月、重慶工場を約3000億ウォン(約330億円)で売却した。2002年に中国に進出して以来、現代自動車の中国における生産拠点は5つから3つに減少した。常州工場も24年内に売却される予定であり、売却された場合、現代自動車の中国工場は北京の第2工場と第3工場の2工場のみとなり、2工場の年産能力は合計で75万台となる。