AI音楽教育の小葉子、2億元超を調達

人工知能(AI)活用の音楽教育ソフトウェアを手掛ける小葉子(北京)科技(北京市、The ONE Smart Piano)はこのほど、Cラウンド融資で2億元(約35億3,500万円)超を調達したと発表した。今回は真成投資が主導、魔量資本、創業工場が続いて投資。小葉子は今後、AI音楽教育サービスの国際展開を加速する。8日付投資界が伝えた。

小葉子は2013年に設立。AIを活用した音楽の教育ソフトウェアを提供する。同社のサービスには、「小葉子智能陪聯」、「The ONE智能鋼琴」、「The ONE智能鋼琴教室」などピアノをレベルに応じて練習できるソフトのほか、オンライン上で人が指導する「小葉子陪聯」がある。

同社は19年に「小葉子智能陪聯」を製品化して、売上高が急速に増加。現在、利用者は131カ国・地域におり、AI音楽学習製品のユーザー量は世界1位。同社によると、AI音楽学習の利用者は1日に平均50分使用、1週間で4.2回利用、12カ月間の保存率は70%に達し、返金率は1%以下となっている。

AI深層学習で小葉子は現在、21の技術特許を持ち、同時に20の特許を出願中。ピアノで10段階のトラック(別々に録音された1つの曲)をカバーする。イスラエルのタイムズ紙によると、米検索大手グーグルが投資した、AIを利用して初心者にもピアノを教えるイスラエルのJoy Tunesは企業評価額が10億ドル(約1,129億5,600万円)に達している。

小葉子の最高経営責任者葉濱氏は「長い間、中国では高価な楽器を使う音楽の普及は困難だった。小葉子のAI技術は、ピアノなど音楽学習を低コストで実現でき、普及に繋がる。」と述べた。同社は年内にAIを使ったドラム学習者向けの製品でも国際市場に展開する計画だ。

 

AI教育领域小叶子智能陪练完成超2亿元C+轮融资

小叶子(北京)科技有限公司 小叶子智能陪练

 

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