創薬ベンチャーの星亢原生物、3,000万米ドルを調達

人工智能(AI)を活用した創薬ベンチャー、北京星亢原生物科技(neoX Biotech)が、「A輪」融資で3,000万米ドル(約31億4,300万円)を調達したと発表した。資金は、主に臨床前の創薬パイプラインによる各種の新薬開発を加速する。3日付雲網が伝えた。

今回は、雲九資本(SKY9)と五源資本の共同出資につづいて、株主を含めた複数の企業が融資した。星亢原生物は2020年7月にも1,000万米ドルを調達している。

星亢原生物は18年に設立され、生物分子構造と薬理作業のAI解析によって新薬を研究開発(R&D)するハイテク企業。タンパク質分子間の相互作用「PPI」の研究を進めており、複数の世界的な医薬品メーカーと創薬パイプラインでの協力を進めているという。著名な米技術誌「MITテクノロジーレビュー」で「ベストイノベーション」を受賞するなどしている。

市場の統計データでは、4,000以上ある疾病のうち、これまでに4分の1の医薬品が開発され、残り4分の3にはまだ治療できる医薬品ができていない。どのようなタンパク質が疾病を引き起こし、それに対しどんな薬が有効であるかを分子構造レベルで解析することで、新薬が開発できると期待されている。。

星亢原生物完成3000万美元A轮融资,云九资本、五源资本联合领投

星亢原生物科技

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