北京鎂伽機器科技が3千万米ドル調達、検体検査ロボットを強化



新興の産業用ロボットメーカー、北京鎂伽機器科技(北京市、MEGAROBO)がこのほど、3,000万米ドル(約31億4,460万円)の資金調達を完了した。資金は、主に生命科学分野の実験室・検査室のスマート化・自動化をするための研究開発(R&D)などに充てる。8日猎雲網が伝えた。

同社は2016年6月に設立。昨年11月も3,000万米ドルを調達した。同社の自動で検体から核酸(RNA)が検出できるロボット型の実験装置「鎂伽鯤鵬実験室(MEGALAB)」は、新型コロナウイルス感染症拡大で注目されるようになった。密閉空間の中だけで自動的に検体の検査前処理ができるため、PCRなどに活用されている。新型コロナ流行中は、1台当たりPCR検査前の抗体の前処理を1日12万人分をこなした。検査能力は手作業でやるのに比べ20倍向上したほか、医療従事者の感染率を大幅に下げることにも貢献。現在までに国内数十カ所の病院に導入されている。
同社の創始者であり最高経営責任者(CEО)でもある黄瑜清氏は「生命科学分野は前例のないスピードで発展しているが、各種腫瘍や希少疾患に対する実験や検査ニーズを十分に満たすことができていない。アフターコロナ時代は、生命科学分野での実験や検査のスマート化、自動化を当社がリードしていきたい」と語った。

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北京鎂伽機器科技

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