新松、四川省で産業用ロボットの製造拠点着工
20億元投資
中国の大手ロボットメーカー、新松機器人自動化(遼寧省瀋陽市、SIASUN)はこのほど、四川省南充市の南充高新技術産業園区に新たな産業用ロボット・スマート工場製造拠点を着工した。投資総額は20億元(約320億円)に上る予定だ。25日付中国ロボット専門サイトOFWEEKが伝えた。
産業用ロボット製造拠点の敷地面積は約300ムー(約20ヘクタール)で、ロボット・自動化設備システム集積工場とロボット部品の開発製造を計画している。工期は3期に分けて建設。このうち1期は87ムー(約5.8ヘクタール)で、今年末に完成予定だ。3期まで完工した後の年間生産額は50億元、年間納税額は1億2,000万元に上り、約800人の雇用創出につながると見込んでいる。
新松は00年に、中国科学院瀋陽自動化研究所によって設立されたロボット技術を中心とするハイテク上場企業。瀋陽のほか、上海市、浙江省杭州市、山東省青島市、広東省広州市にそれぞれ地域本部があるほか、山東省済南市にはソフトウエアの研究拠点、山東新松工業軟件研究院を設けている。
同社が知的財産権を持つ製品には、産業用ロボット、協働ロボット、搬送ロボットなど100種類以上ある。