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中国「国家排出基準６b」、７月１日から導入
工業情報化部、生態環境部など中国政府５部門は９日、自動車の国家排出基準について、今年７月１日から最新基準「国家VI排出基準ステージ６b」を全国で導入すると発表した。同基準を満たさない自動車の生産、輸入、販売を禁止する。
ただし、実走行汚染物質排出試験（RDEテスト）で「モニタリングのみ」と報告された「国家６b型」の小型車については６カ月間の移行猶予期間を設け、12月31日までは販売を許可した。
21世紀経済報道によると、中国の自動車産業の業界団体である全国乗用車市場信息聯席会（乗聯会）の崔東樹・秘書長は、国内市場には現在、国家６A型と、RDEテストで「モニタリングのみ」とされた国家6b型の軽自動車は100万台弱にとどまり、そのほとんどが国家6b型だと指摘。「６カ月の販売猶予期間を設けたことで、（導入までの期間が短くて）現在市場にある在庫のほとんどを販売処分できないというプレッシャーからは解放される。同政策の導入は業界に良い安定効果をもたらし、５月か６カ月には生産が大幅に回復すると予想される」と評価した。
国家排出基準6bは、国内で販売される軽自動車に対し、（１）一酸化炭素の排出量は１キロメートル走行あたり500mg以下（２）非メタン炭化水素の排出量が１キロメートル走行あたり35mg以下（３）窒素酸化物の排出量が１キロメートル走行あたり35mg以下（４）微小粒子状物質（pm）の排出量は、１キロメートル走行あたり３mg以下ーーなどを要求している。
