脳波でマシンを操作、華為の「BMIデバイス」特許公開

中国の通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)が特許出願した「ブレイン・マシン・インターフェース(BMI、人間の脳とコンピューターを接続する生体インターフェース)」デバイスの詳細が明らかになった。公開内容によれば、同技術は、直視型視覚刺激を必要とせずにユーザーが速やかにマシンに命令を下すことができる。中国ではBMIのオープンソースプラットフォームがすでに発表されており、BMIデバイスの実用化が一段と現実味を帯びてきた。

騰訊網が伝えた。出願特許の詳細によると、この技術によって、BMI命令情報の伝達速度が極端に遅いという問題を克服。異なる脳の電気信号が異なる指令を完了することを可能にした。

BMIの基本的なひな型は、すでに商業化されている人工内耳だ。BMIの応用範囲は医療の分野にとどまらず、コンピューターとの通信や制御の領域に延伸されつつあり、華為が独自開発した基本ソフト(OS)の「鴻蒙(ホンモン)」を脳波で操作する時代も近いかもしれない。

グローバル市場リサーチ会社のIMARCは、世界のBMI市場はすでに15億米ドル(約2,071億円)規模に達しており、2027年には33億米ドルに膨張するとの予測を示した。

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