トヨタ、BYDと共同開発のEV小型セダン「bZ3」を中国市場で発表
トヨタ自動車は24日、中国電気自動車(EV)大手である比亜迪(BYD、広東省深セン市)と同社のリチウムイオン電池を搭載して共同開発した、中国限定小型EVセダン「bZ3」を発表した。
「bZシリーズ」第2弾となるbZ3は、トヨタとBYDの合弁会社、比亜迪豊田電動車科技(広東省深セン市、BTET)と、一汽トヨタが共同で開発。トヨタのEV向けプラットフォーム「e-TNGA」に、リン酸鉄リチウム(LFP)を使用したBYDの電池を搭載している。一汽トヨタで生産され、中国市場向けに販売予定だ。
トヨタは長年培ってきた、電動化技術と経験を組み合わせて、冷却、制御、安全監視などのシステムとバッテリー構造を新たに設計。bZ3は5人乗りで、ボディサイズは全長4,725mm、全幅1,835mm、全高1,475mm、ホイールベース2,880mm、最大航続距離は600kmを超える。
電池の耐久性については、「10年経っても90%以上の容量を維持すること」を研究開発(R&D)の目標にして、電池の経年劣化制御に取組んでいる。