BYDから受注、光峰科技が車載ディスプレイ分野に参入

レーザー投影機(プロジェクター)などの開発を手掛ける深セン光峰科技(広東省深セン市)は12日、電気自動車(EV)世界大手の比亜迪(広東省深セン市、BYD)からこのほど「開発指定通知」を受け、BYD車両向け光学部品のサプライヤーとなることが決まったと発表した。

光峰科技がBYDに供給する製品の詳細については、同社は明らかにしなかったが、車載用プロジェクション、AR(拡張現実)光学モジュール、モノのインターネット(IoT)や人工知能(AI)技術をIoTに取り入れる「AIoT」の分野のプロジェクションソリューションの提供などが予想されている。

光峰科技はレーザー投影機が売上の多くを占めている。内訳は、インテリジェントマイクロプロジェクター、レーザーテレビ、ディスプレイプロジェクター、レーザーフィルムプロジェクターなど。

光峰科技が最近、投資家との対話で明かしたところによると、車載ディスプレイの潜在的な応用分野は、ルーフキャノピー、ウィンドウ透明ディスプレイ、エンターテインメント大型スクリーン、拡張現実型ヘッドアップディスプレイ(AR HUD)、スマートレーザーヘッドライトなどがあり、国内の市場規模は1,000億元(約2兆600億円)を超えるとされる。

通信機器大手、華為技術(広東省深セン市、ファーウェイ)は2021年12月、「ファーウェイ スマートカーソリューション エコフォーラム」のイベントで、光峰科技が同社のスマートカーソリューションのパートナーに含まれていること、華為が開発を進めるコンセプトカーの一部に光峰科技の車載キャノピーが導入されていることを正式に発表している。

收到开发定点通知书,光峰科技将进入比亚迪供应链

深圳光峰科技股份有限公司

Tags: , , , , , , ,

関連記事