エンボディドAIの它石智航、Pre-Aで4.5億ドル調達 単一ラウンドで国内最高

中国の具身知能(エンボディドAI)企業である上海它石智航技術(TARS、上海市)はこのほど、4億5000万ドル(約717億6100万円)を超えるPre-Aラウンドの資金調達を完了したと発表した。これは中国の具身知能分野における単一ラウンドとして過去最大規模となる。今回の資金調達には多様な投資家が参加し、既存株主も追加出資を実施。調達資金は主に汎用具身大規模モデル「AWE」の高度化や、トップクラスの人材確保に充てられる。次回ラウンドでは量産可能かつ実用化を見据えたロボットの研究開発と製造への投資が重点となる見通しだ。
同社は2025年2月に設立された新興企業で、創業から半年足らずで累計2億4200万ドル以上を調達している。中核チームは業界屈指の人材で構成されており、すでに車輪型産業ロボット「Aシリーズ」と二足歩行型汎用ロボット「Tシリーズ」を投入。中でもA1ロボットはサブミクロン級の精密組立を実現し、関連分野でギネス記録を樹立した。
さらに、同社は世界初となる“実作業が可能”な汎用具身大規模モデル「AWE3.0」と、ウェアラブル型データ収集システム「SenseHub」を開発。精密製造や高度な操作制御分野で技術的優位性を示しており、商用化の進展も速く、総合力で業界トップクラスに位置付けられている。




