米メタ、新AIモデル「Muse Spark」を発表

米Meta(メタ)は現地時間8日、AI(人工知能)大規模言語モデル(LLM)「Muse Spark」を発表した。これは同社が昨年結成した多額の費用を投じた「Meta Superintelligence Labs(スーパーインテリジェンスチーム)」が開発した初のAIモデルで、AI分野の競合他社に追いつくことを目指している。

同社は昨年、Scale AIの最高経営責任者(CEO)であるAlex Wang(アレックス・ワン)氏を143億ドル(約2兆2737億円)で招聘し、一部のエンジニアには数億ドルの報酬パッケージを提示して新たなスーパーインテリジェンスチームを結成した。この動きは、昨年初めのモデル「Llama 4」が期待外れの結果に終わった後、メタがAI分野のトップに返り咲くことを目指したものだ。

スーパーインテリジェンスとは人間の思考を超えられるAIマシンを指す。Muse Sparkはこのチームが開発した一連の新モデル(社内コード名「Avocado」)の第1弾だ。

このモデルは同社が約1年ぶりに発表したAIモデルで、当初はユーザー数の少ないMeta AIのアプリとウェブサイトでのみ提供される。同社によれば、今後数週間以内にWhatsApp・Instagram・Facebook、そしてMetaのスマートグラスシリーズのチャットボットを支えている現行のLlamaモデルに取って代わる予定だという。

同社はブログ記事の中で「この初期モデルは小型で高速であることを設計思想としているが、科学・数学・健康分野の複雑な問題を処理するのに十分な能力を持つ。これは強力な基盤であり、次世代モデルはすでに開発中だ」と述べた。

Muse Sparkの性能に関する独立した評価によれば、言語・視覚理解などの一部の分野では市場リーダーのGoogle・OpenAI・Anthropicのトップモデルに追いついているが、コーディングや抽象的推論などの分野では依然として後れを取っている。このモデルは評価会社Artificial Analysisが作成した総合AIテスト指数で同率4位となった。

「Muse Spark」登場:人を中心に設計されたMeta Superintelligence Labs初のモデル

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