米IBM、データ基盤企業Confluentを110億ドルで買収

米IBMは8日、米データ基盤企業であるConfluentを110億ドル(約1兆7206億円)で買収すると発表した。クラウド製品群を強化し、AI(人工知能)需要の急拡大によって生まれる新たなビジネス機会を取り込むことが狙いだ。

買収価格は1株あたり31ドルで、10月7日のConfluent株の終値20.73ドルに対して約50%のプレミアムとなる。IBMは買収資金を全額手元資金で賄う予定で、取引は2026年半ばの完了を見込む。

顧客企業が複雑なAIアプリケーションを支えるためにデジタルインフラへの投資を加速させる中、IBMはクラウドおよびソフトウェア領域の強化に向けてM&Aを積極化している。これらは高成長・高収益が期待される分野だ。

IBMは2024年4月にも64億ドルでクラウド企業HashiCorpを買収しており、CEOのアービンド・クリシュナ氏の下、非内生的な成長戦略を重視している。

カリフォルニア州マウンテンビューに本社を置くConfluentは、AIモデルの運用に必要な大規模リアルタイムデータストリームを処理する技術を提供しており、銀行取引からウェブサイトのクリックデータに至るまで幅広いデータを対象とする。

Confluentに対する関心の高まりは、企業が生成AI競争にしのぎを削る中で、データ基盤企業への需要が急増していることを象徴している。ロンドン証券取引所グループ(LSEG)のデータによれば、Confluentの時価総額は約80億9000万ドル、IBMは約2878億4,000万ドルとなっている。

IBM to Acquire Confluent to Create Smart Data Platform for Enterprise Generative AI

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