自動車部品の科博達、3.4億元で子会社株式取得へ=スマート運転事業に本格参入

自動車電子部品サプライヤーの科博達技術股フン(Keboda、上海市)は4日、同社子会社で、スマートドライビング事業を手掛ける上海科博達智能科技の株式60%を現金で買収すると明らかにした。取引額は3億4500万元(約71億円)に上り、買収完了後は科博達智能科技が上場企業である科博達の連結子会社となる。
科博達智能科技は2022年10月の設立。自動車向けのインテリジェント中央演算プラットフォームや関連ドメインコントローラの研究開発(R&D)・製造を行う。同社は中国の自動運転技術開発の北京初速度科技(Momenta、北京市)、SoC(システム・オン・チップ)ソリューションを提供する米Qualcomm(クアルコム)や地平線(Horizon Robotics)と深い協業関係を築き、複数の世界的自動車メーカーに対しスマートドライビングソリューションを開発。ライフサイクル全体での売上見込みは200億元(約4120億円)を超えるとされ、中国国内の2大主流自動車メーカー向け製品はすでに量産体制に入っている。



