第90回CMEFが深センで開催、世界のメドテック革新と洞察を紹介

深セン(中国)、2024年10月14日 /PRNewswire/ — 第90回中国国際医療機器博覧会(CMEF)が10月12日から15日まで深センで盛大に開幕しました。今年のイベントは約200,000平方メートルにわたり、約4,000社の出展者が参加し、130か国以上から200,000人を超える来場者を迎えています。開会式では、リードシノファームエグジビション(Reed Sinopharm Exhibitions、RSE)とマレーシア私立病院協会(Association of Private Hospitals of Malaysia、APHM)が、マレーシアにおける医療開発の未来を形成することを目的とした戦略的パートナーシップ協定に署名しました。

CMEFは、引き続き医療機器産業全体のバリューチェーンを統合する世界有数のプラットフォームとしての地位を確立しています。本イベントでは、製品技術の展示、ブランドプロモーション、商談の機会、そして学術フォーラムが開催されています。今年のCMEFでは、多くの革新的な製品が発表されており、その中には以下のものが含まれます。

  • 内視鏡用曇り止めソリューション:中国国家医療機器(China National Medical Device、CMDC)は、先進的な曇り止め技術を搭載した最先端の内視鏡カメラシステム「V301」を発表しました。手術中にハンドルのボタンを押すことで、5~10秒以内に迅速に鮮明な映像が復元されます。
  • オールデジタル脳PETシステム:レイソリューション(Raysolution)は、卓越した解像度と感度を誇る脳画像用の全デジタルPETスキャナー「DigitMI i30」を展示しました。この製品は、マルチ電圧スレッショルド(MVT)デジタル化技術を採用し、1.0mmの空間分解能、249psの飛行時間、30kcps/MBqの感度を実現しています。
  • 革新的な医療用ロボット:チュンリメディカル(Chunli Medical)は、最新のハンドヘルド型整形外科用ロボットを展示しました。この製品は、股関節および膝関節用に設計されており、先進的なセンサー制御と自律的な認識システムの革新的な統合を特徴としています。
  • ポータブル超音波診断装置:ダウェイメディカル(Dawei Medical)は、ユーザーに手元でワイヤレスの視覚を提供する革新的な携帯型超音波装置を展示しました。
  • 簡易式レスピレーター:ランズウィック(Lanswick)は、人工換気のリアルタイム可視化を提供する特許取得済みの簡易式レスピレーターを紹介しました。この装置は、肺コンプライアンスや気道抵抗をモニタリングし、正確な換気制御を可能にします。
  • 医療廃棄物用サステイナブルキャビン:北京エアロレートプロテクション(Beijing Aerorate Protection)は、環境に優しい現場処理ソリューションを提供する新しい医療廃棄物処理用キャビンを発表しました。この革新的なアプローチは、廃棄物の輸送中に発生する可能性のある二次汚染を排除し、病院複合施設や遠隔地域向けの新しい廃棄処理方法を導入しています。

今年の展示会の注目すべき点は、戦略的協定の締結です。2025年6月に、RSEはAPHMと共同で「THE HEALTH INDUSTRY SERIES – ASEAN(tHIS ASEAN)」を開催します。東南アジアのヘルスケア市場は急速な拡大が見込まれており、年間成長率は10~12%と予測されています。このパートナーシップは、東南アジアの医療専門家や業界リーダーを結集し、協力と進展を促進することで、世界的な医療水準の向上を目指しています。

さらに、CMEFでは60以上のハイエンドな会議やフォーラムが開催されており、1,000人以上の業界リーダーが医療の進展に関する重要な洞察を探求しています。WeTalkグローバルステージでの注目すべきセッションには、「UK-GBAライフサイエンスビジネスマッチング」や「イスラエル医療機器説明会」などがあります。第90回CMEFでは、数千人の世界中のディストリビューターを集める「ディストリビューターアライアンスクラブ」において、ビジネスマッチメイキングサービスも提供されています。

CMEFの継続的な成功は、外国ブランドが中国市場に参入するための主要なゲートウェイとしての地位を確立していることを示すと同時に、世界的な医療イノベーションを推進する上での重要な役割を果たしていることを強調しています。第91回CMEFは4月8日~11日に上海で開催されます。どうぞお楽しみに!

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