世界のロボット掃除機出荷台数、中国企業が初の首位

中国のロボット掃除機メーカーが海外で攻勢を強めている。国内市場の成長が頭打ちとなるなかで、海外市場に目を向け始めた。特に北米、欧州、アジア太平洋地域などの先進国で急速にシェアを伸ばしており、今年第2四半期(4~6月)のロボット掃除機のメーカー別出荷台数ランキングは、中国企業が初のトップに立った。

IDCによると、今年第1四半期(1~3月)のロボット掃除機の世界出荷台数は前年同期比11.1%増の455万4000台で、うち中国企業のシェアは63%に達した。4~6月期の世界出荷は15.7%増の511万7000台で、うち北京市に本部を置く石頭世紀科技(Roborock)がメーカー別の世界首位だった。

石頭科技は米国、日本、オランダ、ポーランド、ドイツ、韓国に海外支社を置くほか、アマゾン、ホーム・デポ、ターゲット、ベストバイ、ウォルマートといった小売大手のオンラインサイトにブランド店舗を持ち、170を超える国・地域に製品を供給している。

4~6月期のロボット掃除機のメーカー別出荷ランキングは、米アイロボットが石頭世紀科技に続く2位。以下、3位は科沃斯機器人(エコバックス・ロボティクス)、4位は小米、5位は追覓科技と中国企業が上位をほぼ独占した。

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