英高級車ロータス、自動運転技術で日本に本格進出へ
中国の自動車大手、浙江吉利集団傘下の英高級車ブランド、ロータス・カーズ(Lotus Cars)は10日、自動運転技術で日本市場に本格進出すると発表した。中国に持つ子会社、ロータス・ロボティクス(Lotus Robotics)がAI(人工知能)を使った自動運転支援システムなどの受注活動に入ったほか、この子会社に追加出資する日本企業の募集を始めた。最先端AIに基づく自動運転技術を活用したい日本企業との商機を探る意向だ。
ロータスは1996年にマレーシアのプロトン傘下に入ったが、2017年に親会社が浙江吉利控股集団(Geely )に入れ替わっていた。
ロータス・ロボティクスは2021年の設立。AIを応用した自動運転技術の開発を進めている。浙江省寧波市、吉利の本社がある浙江省杭州市、独フランクフルトの三都市に構え、合計で400人超の社員を抱えている。