小米、四足歩行ロボット「鉄蛋」を発表
中国スマートフォン大手の小米科技(北京市、XIAOMIシャオミ)は10日、自社で研究開発(R&D)した最新の四足歩行ロボット「CYBE RDOG(サイバードッグ)」を発表した。このロボットは一般消費者向けではなく、開発者がアプリケーションを作成するためにプログラムを発展させることを目的としている。11日付快科技が伝えた。
小米グループの創始者で董事長兼最高刑責任者(CEO)の雷軍氏は、2021年のイベントで「XIAOMI MIX4」と「MI PAD5」シリーズなど多数の自社製品を公表した。最後に公開したのが、シャオミ初の四足歩行ロボット「CYBER DOG(サイバードッグ)」、中国名は「鉄蛋」。
雷氏は鉄蛋の歩行運動、視覚、聴覚の相互作用など機能を紹介、人の指示や所有者を認識して自動で所有者の動きに従うことができる。高精度の環境認識システムは、11の高精度センサーを搭載、人工知能(AI)脳にリアルタイムで情報を送信する。
鉄蛋に内臓された米大手半導体メーカー、エヌビディアの人工知能(AI)コンピューティングチップ「JETSON XAVIER NX」と「IERエッジ」は、画像、光、距離、速度、音など、環境情報を検知。多くの先端技術を集積して、現実的な生物学的反応の復元を可能にしたと報告している。
小米は現在、鉄蛋の開発に参加する開発者を誘致しているが、価格9,999元(約17万円)の鉄蛋を購入することが条件。第一期の募集定員は400人で、8月20日24時に登録を締め切るとしている。