小鵬汽車、騎乗型の四足歩行ロボットを発表
電気自動車(EV)メーカーの小鵬汽車(広東省広州市)は7日、人が騎乗でき四足で自律歩行するスマートロボット「小白龍」を発表した。同社が「スマート交通工具」と位置付ける四足歩行のスマートロボットで、騎乗できるタイプとしては世界初の開発という。7日付で快科技が伝えた。
小白龍は、小鵬汽車の傘下企業、深セン鵬行智能研究(深セン市)が開発した。自動運転車クラスの運転システムを持つ。カメラ、レーダーを通して環境や対象を識別、地図や計画を構築、自律自力走行ができ、障害物を回避するシステムだ。さらに、音声の対話、顔と声の識別能力を持ち、顔のスクリーンを通してコミュニケーションを取ることも可能。人を乗せたり人に触られると反応し、触角の検知能力も備えている。深層学習が可能で、バージョンアップすることにより新機能を習得させていくことができるという。
深セン鵬行智能研究は2016年設立。国内でも早く足型ロボットの研究開発(R&D)を進めてきた企業で、ロボット動力モジュール、動作コントロールの分野で多数の特許を持つ。2020年に小鵬汽車などからの投資を獲得した。