韓サムスン、第3四半期は78%減益 チップ事業の赤字幅は縮小
韓国のサムスン電子が10月31日に発表した2023年第3四半期(7〜9月)決算によると、売上高は前年同期比12%減の67兆4,000億ウォン(約7兆4,140億円)、営業利益は78%減の2兆4,000億ウォン、純利益は37.8%減の5兆8,400億ウォンだった。
営業利益は前年同期の10兆8500億ウォンから78%減少したが、それでも今年第1四半期(1〜3月)の6,400億ウォン、第2四半期(4〜6月)の6,700億ウォンを大きく上回った。
サムスン電子のメモリーチップ事業の損失は、収益性の高いAI(人工知能)向けDRAMチップなどの先端チップに注力し、旧型チップの減産を続けたため、前四半期の4兆3,600億ウォンから3兆7,500億ウォンに縮小した。
サムスン電子のチップ部門はこれで3四半期連続の赤字となり、2023年に入ってからこれまでに12兆7000億ウォン以上の損失を計上している。 同部門の第3四半期の売上高は16兆4000億ウォンだった。