JBD、安徽省合肥のマイクロLED工場が竣工
マイクロLEDメーカーの上海顕耀顕示科技(JBD、上海市)は18日、安徽省合肥市で建設を進めていたマイクロディスプレイ工場の第1期が竣工したと発表した。 月産能力はマイクロLEDディスプレイが数十万セットで、年産規模は1億2,000万セットに達する予定だ。
JBD合肥工場は合肥経済技術開発区総合保税区で建設を進めている。第2期まで全て竣工して稼動すれば、国内最大のマイクロLEDディスプレイ生産基地になるという。 第1期工場への投資額は約15億元(約307億5,000万円)で、総建築面積は約4万2,000平方メートル。
JBDは2015年10月の設立。マイクロLEDディスプレイの開発を得意とし、量産製品には0.13インチ、0.22インチ、0.31インチのほか、シングル/カラーライトエンジン、2眼カラーライトモジュールなどがあり、その製品はAR(拡張現実)グラス製品に搭載されている。
同社は今年6月にはA3+とA4ラウンドで、電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)、IT大手の阿里巴巴集団(アリババ・グループ)などの出資により、累計数億米ドルの資金を調達した。8月にはワンチップRGBマイクロLEDディスプレイ「Phoenix(フェニックス)」を発表。9月には、ARメガネメーカーの深セン影目科技(INMO、広東省深セン市)が、JBDのマイクロLEDを搭載した新製品「INMO Go」を発表している。