スマホ大手のOPPO、半導体開発を再開か

華為の最先端チップで刺激

中国のスマートフォン大手、OPPO広東移動通信(オッポ、広東省東莞市)が半導体チップの開発を再開するとの観測が浮上した。今年5月に解散した半導体設計子会社「哲庫科技(ZEKU)」の技術者の再雇用に着手しており、これらの人材を車載チップ事業部に配属しているとの情報もある。

財聯社などが20日伝えた。オッポは5月、3,000人の開発人材を擁する哲庫科技の解散を発表し、半導体チップの自社開発・製造から撤退した。しかしインターネット上でこのほど、中国の通信機器大手、華為ファーウェイ)による7ナノメートルプロセスの国産5Gチップ「麒麟9000s」の成功を受け、オッポが半導体設計事業を再開する可能性が濃厚――との書き込みがみられた。

ZEKUは、前身である守朴科技(上海)が2019年に設立され、20年7月に改名した。アプリケーションプロセッサーユニット、5Gモデム、RF(無線周波)チップ、ISP(イメージシグナルプロセッサ)チップ、電源管理チップの開発・設計を手掛ける。

Tags: , , , , , , ,

関連記事