インテリジェントカーの億咖通科技、2億米ドル超調達

中国自動車メーカー吉利汽車の子会社で、インテリジェントカー開発の億咖通科技(ECARX)はこのほど、「A+輪融資」で2億米ドル(約212億3,000万円)を超える資金を調達した。これまでに同社は推計で総額20億米ドルを超える資金を獲得したことになる。25日智能製造網が伝えた。

今回は、リスク投資ファンドの中国国有資本風険投資基金が2億米ドルを超える融資をした。2020年10月に中国インターネット検索最大手の百度などが出資したA輪融資の13億元(約213億3,000万円)から4カ月経ずに再び獲得した資金。

億咖通科技は16年に設立した、車載半導体チップ、高精度地図、ビッグデータ及び車のインテリジェントコネクテッドサービスなどの研究開発(R&D)を行う新興企業。これまでに、Eシリーズの車載インフォテインメント(IVI)チップを公開、百度の無人運転車計画「APOLLO」、華為技術の「智慧出行」、北京字節跳動科技(バイトダンス)の「火山車娯」などの開発パートナー企業となっている。

億咖通科技は20年12月、スウェーデンにヨーロッパ本社とR&Dセンターを設立。21年2月には、米国2社のコネクティビティの偉世通(VISTEON)と、米半導体大手のクアルコムと業務提携し、世界市場に向け国際化を推進している。

現在、億咖通科技のコネクテッドシステムは、全世界で240万人以上のユーザーを持つ。同社は、世界をリードするインテリジェントコネクテッドサービスのR&Dを強化するために、引き続き資金調達を加速する方針だ。

汽车智能化科技公司亿咖通科技获超2亿美元A+轮融资

https://www.gkzhan.com/news/detail/129886.html

亿咖通科技

https://www.ecarx.com.cn/

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