CATL、上半期売上高は1,892億元 「麒麟電池」の車両搭載始まる
中国車載電池世界最大手、寧徳時代新能源科技(CATL)が25日に発表した2023年上半期(1〜6月0の決算報告によると、売上高は前年同期比67.5%増の1,892億4,600万元(約3兆7,281億4,600万円)、純利益は前年比153.6%増の207億1,700万元だった。
海外での電池事業の売上高は約195%増の656億8,400万元に達した。市場占有率は27.3%で、6.9ポイント上昇した。 電池生産量は23%増の154ギガワット時(GWh)。 一方、電池の生産能力規模は65%増の254GWhに達した。
CATLは上半期の研究開発(R&D)向け投資額が70.8%増の98億5,000万元に達した。
第3世代CTP(セル・トゥー・パック)技術を採用した新型リチウムイオン車載電池「麒麟電池(Kirin battery)」については量産を開始し、すでに吉利汽車傘下の新興電気自動車(EV)メーカーである極コク(気がまえに克)智能科技(ZEEKR)のEV「極コク001」や理想汽車(Liオート)の車両などへの出荷搭載が始まった。
麒麟電池は、体積利用率は72%、エネルギー密度は最大255Wh/kg、一度の充電による航続距離は1,000キロメートルに達するという。