中芯国際、上海工場で年内に12ナノ量産化目指す
ファウンドリー(半導体の受託製造)大手の中芯国際集成電路製造(上海市、SMIC)は年内に、12ナノメートル(NM)製造プロセスの集積回路の量産化を目指しているもようだ。26日付快科技が伝えた。
上海市で開催されている両会に同市発展改革委員会(発改委)が提出した新エネルギー車(NEV)産業の発展計画(2021年~25年)の中で明らかになった。
中芯国際は昨年、市内にある工場で12ナノの試作を開始し、現在は納品先顧客との検証段階にあるとされる。12ナノは14ナノの改良で実現する予定で、消費電力は20%削減され、性能は10%向上し、エラー率は20%減少するとされている。
NEVの発展計画ではほかに、燃料電池車(FCV)やNEVの購入を促進する施策を実施するほか、7万カ所の充電・交換施設の整備を目指している。