南京埃斯頓自動化、三一重型装備に溶接ロボットを供給

中国の大手ロボットメーカー、南京埃斯頓自動化(江蘇省南京市)はこのほど、傘下のドイツ溶接ロボットメーカー、CLOOSの中国子会社、カ爾克魯斯ハン接技術(北京)(カはトに下、ハンは火に早、CARL CLOOS)が中国大手石炭機械メーカーの三一重型装備から溶接ロボットの販売契約と設備保守契約を結んだと発表した。契約総額は1億362万元(約16億6,000円)に上る。20日付中国ロボット専門サイトOFWEEKが伝えた。

CARL CLOOSは、2009年に北京で設立。ドイツで1919年に設立された老舗の溶接設備メーカー、CLOOSの中国子会社。世界で最も早く完全自動溶接ロボット製品を開発した企業の一つ。「CLOOS溶接機」は、世界で初めてデジタル制御を採用した多機能溶接機だ。自動車や工作機器、軌道交通、炭鉱機械など約500工場に同社のロボットシステムが採用され、溶接ロボット「CLOOS TANDEM双糸ハン(ハンは火に早、シルク溶接)」は600社以上に導入されている。

南京埃斯頓自動化は19年8月にCLOOSの株式100%を取得し傘下に収めている。

三一重型装備は04年、中国建設機械大手の三一集団が大型石炭機械総合プラント製造企業として設立。研究開発(R&D)に力を注ぎ、当時立ち遅れていた石炭機械を世界の水準へと発展させた。

埃斯顿子公司焊接设备获三一重装超1亿订单

関連記事