北醒が米ジェイビルと提携、次世代LiDAR量産へ

「LiDAR(ライダー)」の開発を手掛ける北醒北京光子科技(Benewake、北京市)はこのほど、米電子機器受託製造サービス(EMS)のジェイビル(Jabil)と戦略提携を結ぶことで正式合意した。北醒の次世代車載ライダー「AD2」を量産するための専用生産ラインの建設で協力する。

盖世汽車などが10日伝えた。北醒は2022年末に「AD2」を発表。2023年の量産・出荷を目指すとするタイムスケジュールを明らかにした。

「AD2」は広角測定視野120°×90°のスキャンが可能で、分解能は0.05°。関心領域(ROI:Region of Interest)機能も備え、120度の水平視野範囲内のすべての角度、エリアを高度に判別する。

自動運転や先進運転支援システム(ADAS)の開発加速を背景に、ライダーの量産化が急がれる中、中国の主要ライダー企業は生産ラインの建設を積極的に推し進めている。上海禾賽科技や亮道智能汽車が自社ラインの建設を選択する一方で、深セン市速騰聚創科技は、電子部品メーカーの立訊精密工業との共同出資でライダー生産会社のLuxsenseを立ち上げた。

関連機関の予測によると、2022年の中国のライダー出荷量は、車両搭載ベースで12万台に達したとみられる。

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