華為の1~9月売上高4,558億元、減収に歯止め
中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ、広東省深セン市)がこのほど発表した今年1~9月の売上高は、前年と同じ4,558億元(約9兆2,418億円)となり、減収に歯止めがかかった。徐直軍・輪番会長は、デバイス事業が持ち直していると説明した。
騰訊網が伝えた。主要事業の利益率は6.1%で、前年同期の10.2%から低下した。
徐直軍会長は1~9月の業績について、「総体的に事前予想と合致した。デバイス事業が低迷から脱しつつあり、情報通信技術(ICT)インフラ事業は安定した成長を維持した」と表明した。
同社の22年上半期業績は、売上高が3,016億元。デバイス事業は25.3%減収の1,013億元と、大きく落ち込んだ。
華為のICTインフラ事業管理委員会主任の汪涛(デビッド・ワン)取締役は最新の講演で、5Gの進化形となる5.5Gについて、「3つの重要な進展があった」と述べ、業界の全プレーヤーに向けて、標準化、帯域幅、供給網、産業生態系、実用化の5分野において共同で準備を進めるよう呼びかけた。