米ピクセルワークス、中国子会社の上場準備着々
米ファブレス半導体企業のピクセルワークスはこのほど、中国唯一の100%出資子会社を株式会社化した。同子会社は2021年に上海証券取引所の新興ハイテク企業向け市場「科創板」への上場準備に着手しており、株式会社化はその一環となる。
同子会社は、ピクセルワークスの世界最大の研究開発拠点として、2004年に上海市浦東新区にある張江ハイテクパーク内に設立。モバイルデイバス向けの視覚情報処理チップやビデオトランスコーディングチップ、液晶プロジェクター(3LCD方式)向けチップの開発・設計を専門に手掛ける。
液晶プロジェクター向けチップの市場シェアは8割超を維持。2014年に参入したモバイルデバイス向けチップは、OPPO、vivo、栄耀などのスマートフォンブランドを顧客に持つ。
株式会社化にあたり、社名を「逐点半導体(上海)有限公司」から「逐点半導体(上海)股フン有限公司」に変更した。
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