ICの晶方科技、蘇州新工場を24年に稼動へ

IC(集積回路)の設計生産の蘇州晶方半導体科技(江蘇省蘇州市)は21日、蘇州工業園区で新工場を着工した。約5億元(約102億円)を投じる。総建築面積は12万平方メートル、そのうち約3万平方メートルが研究開発(R&D)用、約9万平方メートルが生産工場となる計画だ。22日付蘇州日報などが伝えた。

晶方科技は2005年6月に蘇州工業園区に設立され、14年に上海証券取引所に上場した。8インチと12インチのウエハ-レベルチップサイズパッケージ(WLーCSP)の量産ラインを持ち、バックサイドシリコンパーフォレーションウエハ-レベルチップサイズパッケージ(バックサイドTSV付きWLーCSP)などで知的財産権約500件を保有している。 画像センシングチップ、指紋認識チップ、MEMS(微小な電気機械システム)チップ、医療用電子チップなど累計100億個以上の各種センサ-をパッケージ化しており、スマートフォン、PC、セキュリティ-、医療電子、自動車電子など多くの分野で広く使用されている。

今年7月には、晶方科技と蘇州工業研究院、蘇州工業園区が共同で自動車半導体産業技術研究所を発足し、スマートセンシング、自動車用ダイナミックインタラクティブ照明、第3世代半導体デバイスなどの関連技術産業のクラスターを形成する計画だ。

蘇州工業園区には、中国科学院蘇州ナノ研究所や中国科学院コンピューター研究所などの研究機関が入居する予定で、 25年には1,000億元を超える産業規模を目指している。

投资5亿 晶方半导体科创产业园奠基

苏州晶方半导体科技股份有限公司

Tags:

関連記事