華芯電子、広東省でGaAsウエハー工場が稼働
垂直共振器面発光レーザ(VCSEL)開発の華芯(珠海)半導体(広東省珠海市)傘下で、化合物半導体ウエハー開発を手掛ける珠海華芯微電子(広東省珠海市)はこのほど、広東省珠海市で33億8700万元(約734億9800万円)を投じて建設を進めていたヒ化ガリウム(GaAs)ウエハー工場を稼働した。6インチの2マイクロメートル(μm)HBTウエハーを生産し、2025年上半期に量産化を開始する。珠海高新区が18日伝えた。
ヒ化ガリウムウエハーは高効率の特徴を持ち、先進的な5G(第5世代移動通信システム)向けフェーズ7/8スマートフォンパワーアンプモジュールやWi-Fi 6/7などの設備に導入できる。
珠海華芯微電子は2023年の設立。 化合物半導体ファウンドリーとしてRFチップの現地化を目指す。スマートフォンやWi-Fiルーター、基地局、衛星通信、レーダーなどの高周波、中周波、低周波RFアプリケーション向けの化合物半導体ウェハー・ファウンドリー事業に注力している。