MDT、エレクトロニカおよびSPSでゲーム用ジョイスティック向け最先端TMRセンサーを発表
革新的なTMR技術、ドリフトなしの耐久性、バッテリー寿命の延長、高精度な検知性能でゲーム体験を再定義
ミュンヘン・ニュルンベルク(ドイツ)、張家港市(中国), 2024年11月12日 /PRNewswire/ — マルチ・ディメンジョン・テクノロジー株式会社(MultiDimension Technology Co., Ltd.、MDT)は、トンネル磁気抵抗効果(TMR)技術を専門とする磁気センサーのグローバルリーダーとして、エレクトロニカおよびSPSにおいて革新的なTMR2615/TMR2617シリーズを発表しました。これらの最先端TMRセンサーは、卓越した性能と革新的な機能により、ゲーム体験を一新することが期待されています。
コンシューマーエレクトロニクス向けの画期的な技術
TMR2615/TMR2617は、MDT独自のTMR技術を搭載し、ユーザーの要件に応じたパラメータを工場で設定可能なプログラム可能ASICを統合しています。これにより、大規模生産においても高い一貫性と最適な性能が保証され、ゲームコントローラーのスティックやトリガーキーといった多様なニーズに対応します。
従来のカーボンフィルムセンサーやホール効果センサーと比較して、MDTのTMRセンサーは、以下のような他に類を見ない優れた利点を提供します。
- 摩耗なし、ドリフトなしの動作:非接触設計により、長期間にわたり安定した性能を維持します。
- バッテリー寿命の延長:消費電流が0.3mA未満で、ホール効果センサーの5~10倍の消費電力と比較して、プレイ時間を大幅に延長します。
- 高い信号対雑音比と広いダイナミックレンジ:精度と応答性が向上し、滑らかなコントロールが可能です。
- 優れた温度安定性:幅広い動作環境において信頼性の高い性能を発揮します。
TMR2615は、コンパクトなDFNパッケージ(2x2x0.55mmおよび1.6×1.6×0.5mm)で提供されています。TMR2617はホール効果デバイスの代替として使用でき、標準的なSOT23-3フットプリントと互換性があり、スムーズなアップグレードが可能です。
市場における成功と熱狂的な反応の数々
2024年第1四半期の発売以来、これらの新しいTMRセンサーは市場において短期間で評価され、第2四半期には量産が開始され、主要メーカーに採用されています。業界はこれらの革新を高く評価しており、ユーザーからの熱心な反応がその証です。
- 「ホール効果センサーに別れを告げ、今後はTMRセンサー搭載のコントローラーのみを使用する」 – Tom’s Guide
- 「独占レビュー:世界初のTMRスティックコントローラー、PB Tails Defender限定版」 – Neowin
- 「ドリフトにさようなら。GulikitがPS5とXbox向けのTMRスティックアップグレードを発表」 – Dexerto
利用状況と今後の展開
TMR2615/TMR2617は、量産規模での注文が可能です。これらのセンサーは、磁気式ゲーミングキーボードやマウススクロールホイールなど、幅広い用途に向けて積極的に開発が進められており、X軸/Y軸の検知を一体化したデュアル軸プロトタイプも用意されています。MDTは、多様なユーザー体験におけるイノベーション推進に注力しています。
詳細については、sales@dowayusa.com までお問い合わせいただくか、MDTの今後の展示会にぜひお越しください。
MDTについて
マルチ・ディメンジョン・テクノロジーは2010年に中国江蘇省張家港市で設立され、中国は北京、上海、成都、寧波、日本は東京、米国はカリフォルニア州サンノゼに支社を構えています。MDTは独自の知的財産ポートフォリオ、最も条件の厳しいアプリケーション需要を満たす高性能、低コストのTMR磁気センサの量産に対応可能な最先端の製造能力を開発しました。MDTは、磁気センサ技術とエンジニアリング業務における優れた専門家と熟練者で構成される中核経営陣に率いられ、お客様のために付加価値を創造し、その成功に向けて尽力しています。MDTに関する詳しい情報は、http://www.multidimensiontech.comをご覧ください。