米国政府、NVIDIA「H200」のサウジアラビア輸出を承認か
米国政府が、米半導体大手のNVIDIA(エヌビディア)の最先端GPU(画像処理半導体)「H200」のサウジアラビアへの輸出を承認する方向で検討しているもようだ。
サウジアラビアは、AI開発分野でのアラブ首長国連邦(UAE)に追いつくため、最先端の半導体チップの確保を急いでいる。バイデン政権は昨年、UAEや他の中東諸国へのAIチップの輸出に新たな制限を課した。サウジアラビアのデータ・AI(人工知能)庁はこのほど、米国のセキュリティー要件に準拠していくと述べた。
H200は、米OpenAIの生成AI「GPT-4o」で初めて使用されたもので、テキストや画像を超えたリアルな音声対話とインタラクションが可能なマルチモーダルプラットフォームだ。