上海汽車集団、AIソフトウエア開発の新会社設立

中国自動車最大手の上海汽車集団(上海市、SAIC Motor)がこのほど、人工知能(AI)を使ったソフトウエアの開発を手掛ける新会社、重慶賽創機器人科技(重慶市)を設立したことが分かった。

新会社の重慶賽創機器人科技の登録資本金は1,000万元(約2億円)で、上海賽創機器人科技(上海市)が100%出資した。上海賽創機器人の株式は、上海汽車集団完全子会社の賽可智能科技(上海)が90%と上海智賦同創機器人が10%それぞれ保有しており、間接的に上海汽車集団が新会社の株式の90%を出資していたことになる。新会社の経営範囲は、AIソフトウエアの開発、スマートロボットの研究開発(R&D)と販売、ビッグデータサービスなどとしている。

上海汽車集団と米ゼネラル・モーターズ(GM)系の合弁会社、上汽通用五菱汽車(広西チワン族自治区柳州市、SGMW)はこのほど、新エネルギー車(NEV)戦略を発表した。計画では、100万台規模のハイブリッド車(HV)向けNEV向けのプラットフォームとバッテリー、電気駆動、電気制御、販売サービス体系を構築するほか、100億元規模のロボットの産業の育成を計画。2023年までにNEVの年間販売台数100万台を目指すとした。

このうちロボット産業では、スマートロボットやスマート物流、スマート設計、スマート工場への改造などに焦点を当てている。

 

 

 

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