FotonとIVECO、将来の相乗効果に向けた共同調査を発表
北京、2024年6月6日 /PRNewswire/ — 2024年6月4日、FOTONとIveco Groupは中国北京で、欧州市場と南米市場への共同進出を目指し、電気自動車および自動車部品の分野で協力を模索する基本合意書(MOU)に調印しました。調印式には、FOTONのChang Rui会長とIVECO GroupのGerrit Marx CEOが立ち会いました。
新規開発を共同で模索
FOTONは、中国を代表する商用車メーカーとして、自動車業界における革新と開発を全力で推進しています。この提携により、両社はIVECOの販売チャネルを通じて、GVW 3.5トンまでの最軽量カテゴリーで、欧州および南米向けの電動パネルバンの商品化を共同で検討することになります。この最軽量電動バンは、欧州と南米の現地市場のサプライチェーンに好影響を与えると期待されています。
Iveco Groupの商用車ブランドであるIVECOは、大型、中型、小型トラックの設計、製造、販売に特化しています。軽量商用車の電動化を推進し、最大GVW 3.5トンの車両の電動走行距離を延ばすことは、Iveco Groupにとって重要な戦略であり、FOTONと提携することで、軽量電動パネルバンモデルを市場に提供できるようになります。
このMOUの調印により、両者のさらなる協力協議への扉も開かれることになります。欧州と南米の活動の現地化が議題に上がる可能性もありますが、それについては後の段階で評価することになります。Iveco GroupのパワートレインブランドであるFPT Industrialを通じての供給も含め、Iveco GroupとFoton間の供給機会についても議論さ れます。
国際協力の新たな旅立ち
FOTONは長年にわたり、グローバル化と新エネルギー戦略を堅持し、低炭素・ゼロカーボンのグリーン技術と産業システムの開発に力を注いできました。2004年以来、FOTONは累計92.6万台の車両を輸出してきました。13年連続で、中国の商用車輸出部門で第1位となり、130か国に製品を販売しています。FOTONは、EVのコア技術を独自に開発、習得しました。同社は、BEV、ハイブリッド、水素燃料電池など、複数の新エネルギー車技術ソリューションを開発し、幅広い商用車製品を取り扱っています。FotonのNEV製品は45の国と地域に輸出され、世界の物流のグリーントランスフォーメーションを加速させるだけでなく、よりグリーンで環境に優しい輸送ソリューションを海外の消費者に提供しています。