L4自動運転トラック開発の主線科技、数億元を調達

L4(特定の条件下で完全自動運転)クラスの自動運転トラックの研究開発(R&D)を手掛ける中国の北京主線科技(北京市、TRUNK)はこのほど、新しいラウンドで数億元を調達したと発表した。主線科技は今後、次世代の自動運転トラックのR&Dと量産化を加速する。17日付で投資界が伝えた。

今回は、広州越秀産業基金、衆為資本、渤海中盛(湖北)産業基金が共同で投資した。2017年にはエンジェル投資で安徽科訊創業投資基金が融資、18年10月にはAラウンドで蔚来資本と普洛斯隠山資本が共同で主導、鐘鼎資本が続いて投資した。主線科技は19年9月のA+ラウンドでも自動車部品最大手ドイツのBosch Group傘下のベンチャーキャピタルRBVCなどから融資を獲得している。

主線科技は17年に設立。空港や港湾、高速道路の物流向けにL4クラスのトラック技術とスマート物流ハブシステムのR&Dを行う新興企業。京東物流、徳邦快遞、福佑カ車(カは上に下)、申通快遞などと共同で半閉鎖の高速道路に数十台のL4自動運転トラックを投入しており、累積輸送距離が120万キロメートルを突破した。同社の自動運転システム「Trunk Master」は長距離運転などで運転手が2人必要だったところを1人の運転手で担うことを可能にした。

主線科技の張天雷最高経営責任者(CEO)は「自動運転トラックの量産化と市場開拓によって、今後5年間で中国全土にある数百の物流拠点と数千の物流輸送ラインを逐次カバーしたい」と述べた。

主线科技获数亿元新一轮融资,聚焦L4级自动驾驶卡车技术

北京主线科技有限公司

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