ニッパツ、メキシコに75億円投じモーターコアの新工場
大手自動車部品メーカー、ニッパツ(神奈川県横浜市)は17日、メキシコのグアナフアト州イラプアトに約75億円を投じてモーターコア(モーターの鉄芯)の新工場建設をすると発表した。自動車電動化でモーターに使用されるモーターコアの需要増に対応する。
メキシコ工場では現在、主に懸架ばねを生産する工場の一部でモーターコア生産を行っているが、隣接地にモーターコア生産の専用工場棟を新設する。専用工場とすることで効率的なレイアウトとなり生産性の向上が期待される。現地法人のニッパツメキシコが24年1月に着工する。
国内(厚木工場)で今月中に竣工するのモーターコア生産棟と合わせ、グローバル(日本・メキシコ・中国)での生産能力を22年度との対比で約4.5倍になる計画。モーターコア事業は、30年度に売上高300億円超を目指す。