米石油・ガス大手エクソンモービル、リチウム採掘生産に参入
米石油・ガス大手のExxon Mobil(エクソンモービル)は13日、電気自動車(EV)向け需要が高まるリチウムイオン電池向けのリチウム採掘に参入すると発表した。米アーカンソー州で2027年から生産を開始する計画だ。
ロイター通信などによると、エクソンモービルはパートナーのTetra Technologiesとアーカンソー州に10万エーカー以上の土地を確保し、リチウムを年間1万トン以上生産する予定。EV10万台分に供給できる量に相当するという。
エクソンモービルは早く1970年代にリチウムイオン電池を発明したものの、後にその技術を放棄していた。 EV市場の急速な発展に伴い、エクソンモービルはリチウム電池技術を再びこの分野に投入することを決定した。
報道によると、エクソンモービルは生産したリチウム電池の売り先として、韓国サムスン電子やSK、テスラ、フォルクスワーゲン(VW)、フォードや他の自動車メーカーとの交渉を進めているとされる。