華為と中軟国際、済南市にAIイノベーションセンター
中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)の子会社で、通信ソフトウエアを手掛ける華為軟件技術は、大手ソフトウェアの中軟国際(北京市)、山東高速信息集団と共同で、山東省済南市に人工知能(AI)イノベーションセンター「華為(済南)人工知能創新中心」を設立する。AIやクラウドサービスを活用した済南市内の製造業の高度化やスマート化に取り組む。16日付搜狐が伝えた。
同AIイノベーションセンターは、現地の企業向けにデータ管理、アルゴリズム開発などを行い、AI活用による産業の高度化をサポートする。中軟国際が開発したビッグデータとAIを活かしたクラウド・ソフトウエア・プラットフォーム「解放号」も活用する。
中軟国際は2019年に、ファーウェイと共同で四川省重慶市にAIセンター「華為(重慶)人工知能創新中心」を設置。重慶市では1,000社近くの企業に同社の「解放号」を導入した実績を持つ。
山東高速信息は、16年に済南市に設立。スマート交通、スマートシティーなどの分野で研究開発(R&D)とインフラサービスを手掛けている。