小鵬汽車の自動運転部門・呉新宙副総裁が退社、米エヌビディアの上級副社長に就任か
中国の新興電気自動車(EV)メーカーの小鵬汽車(シャオペン、広東省広州市)の自動運転部門の責任者で副総経理の呉新宙氏が2日夜、SNSで退任を発表した。呉氏は米半導体大手NVIDIA(エヌビディア)の上級副社長に就任するとみられている。
呉氏は清華大学卒業後、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校で修士号と博士号を取得。小鵬汽車に在職中、都市型自動運転支援システム「小鵬XNGP」などのプロジェクトを成功させている。
退任後の呉氏については、上級副社長としてエヌビディアに入社し、同社の創業者兼最高経営責任者(CEO)のジェンスン・フアン氏の直下で開発事業を進めると報じられていた。これに対し小鵬汽車の何小鵬CEOは「呉氏は世界的に有名な企業の最高位の中国人幹部となり、チップなど多くの面で小鵬汽車と引き続き協力していくことになる」と述べている。