太藍新能源がPre-Bで数億元調達、半固体電池開発を加速
リチウムイオン電池材料などの開発を手掛ける重慶太藍新能源(重慶市)はこのほど、Pre-Bラウンドで数億元の資金調達を完了したと発表した。資金は、半固体電池などの開発や工場建設などに充てる。
太藍新能源は、酸化物固体電解質をベースとした半固体電池製品の開発を得意としている。 「高性能酸化物固体電解質材料+界面柔軟層材料」を自主開発した。
同社の第1世代の半固体電池製品は、液体電解質の含有量が5%~10%で、エネルギー密度は最大400Wh/kg。第2世代の準固体電池製品は、液体電解質の含有量が5%未満に低減され、エネルギー密度は400Wh/kg~500Wh/kgであり、2023年末にも量産化する予定だ。 第3世代は液体電解質を含まない全固体電池を開発する計画だ。
重慶市で建設を進めている電池工場は23年末までに完成し、年産規模は2ギガワット時(GWh)になる見込み。安徽省淮南市で建設を進めている電池工場の年産規模は10GWhに達する計画だ。