中国の半導体材料の輸出規制、商務部「輸出禁止ではない」と説明 規定合致なら許可も
中国商務部は6日午後、定例記者会見を開き、束玉婷報道官はガリウムとゲルマニウム関連品目に輸出規制を8月1日から発動することについて、「輸出管理であって全面的に輸出を禁止するものではない」として、規定に合致すれば許可されると説明した。
商務部と税関総署は3日、ガリウムとゲルマニウム関連品目の輸出規制を8月1日から実施すると発表した。 ガリウム、窒化ガリウム、リン化ガリウム、ヒ化ガリウム、ゲルマニウム、リン化亜鉛ゲルマニウム、およびこれらの材料の単結晶、多結晶、エピタキシャルウエハー、粉末がリストに含まれている。
これらの製品の輸出事業者は、関連規定に従って輸出許可手続きを行い、管轄の省・自治区・直轄市の商務部門を通じて、デュアルユース品目・技術輸出申請書に必要事項を記入し、商務部に申請書を提出しなければならない。 許可が下りれば、商務部はデュアルユース品目・技術の輸出許可を発行するとしている。
6日の21世紀経済報道などによると、束報道官は「商務省はまだ企業から輸出申請を受け取っていない。中国政府は特定の国をターゲットにすることなく輸出管理を行っている」と指摘した。また、今回の発表に先立ち、中国政府はすでに米国や欧米との輸出管理対話チャンネルを通じて事前通告を行っていたと説明した。