NIO、UAEの投資会社から11億米ドル戦略投資

(NIOのリリースより)

中国電気自動車(EV)メーカーの上海蔚来汽車(上海市、NIO)は20日、アラブ首長国連邦(UAE)アブダビに拠点を置く投資会社、CYVN Holdingsと株式引受契約を締結したと発表した。 この契約に基づき、CYVN Holdingsは、対象となる新株の発行と旧株の譲渡を通じて、NIOに対して総額約11億米ドル(約1,562億円)の戦略的投資を行う。

CYVNは、UAE政府が過半数を出資する投資会社で、先進的なスマートモビリティー分野での戦略的投資を中心としている。

NIOは販売不振と、開発投資の拡大などによる経営赤字に苦しんでいる。今回の中東からの投資受け入れを機に、現地市場に参入し、海外事業を拡大する狙いがあるとみられる。

また今月に入ってから中東から投資を受けた中国自動車メーカーは、前途汽車の親会社である長城華冠がヨルダンから、高合汽車の親会社である華人運通がサウジアラビアからそれぞれ契約を締結しており、NIOが3社目となった。

NIO Inc. Announces Strategic Equity Investment from CYVN Holdings

蔚来

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