台湾EMS、メキシコでEV関連投資加速へ

鴻海も工場検討か

メキシコ・ヌエボ・レオン州の州都モンテレイ

北米に近く自動車産業が集積するメキシコで、台湾EMS(電子機器の受託製造サービス)大手の投資が加速している。広達電脳(クアンタ・コンピューター)は22日、メキシコ北東部のヌエボ・レオン州に10億米ドル(約1,386億円)を投資すると発表した。鴻海精密工業(フォックスコン)もEV事業でメキシコへの進出に関心を示しているとされる。

ヌエボ・レオン州のサミュエル・ガルシア知事は22日、広達電脳の台湾本社を訪問した後、ソーシャルメディアに動画を投稿し、「この投資により2,500人の雇用が生まれる」と歓迎している。

広達電脳は今年初め、今年初めにはヌエボ・レオン州の州都モンテレイに50億米ドルを投じてテスラ向けの新工場を建設する意向を示唆していた。広達電脳は米電気自動車(EV)大手テスラのサプライヤーで、テスラ向けの米国工場向けのリードタイムを短縮し、生産を拡大するのが狙いとみられる。

■知事が鴻海とも会談

ガルシア知事は同日、台湾の鴻海精密工業(フォックスコン)の幹部とも会談した。鴻海も声明を出し、ガルシア知事から同州のEV開発環境についての包括的な説明を受け、今後何らかの決定を発表するとした。

アップルの携帯電話の組み立てで知られる鴻海だが、収益源を多様化するためにEV分野の開発に進出している。 鴻海は以前、メキシコに工場ではテレビとサーバーを製造しているが、EVの生産拠点にする可能性もあると明らかにしていた。

メキシコには欧米のメーカーの投資も加速している。独BMWは、メキシコ工場に8億ユーロ(約1,100億円)を投じてEVを生産する計画を明らかにした。米ゼネラル・モーターズ(GM)もメキシコ北部にある工場を24年にEV専用の生産拠点に再編するとしている。

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