パワー半導体IGBT、中国企業が存在感示す

電気自動車(EV)に不可欠なパワー半導体デバイスの一種であるIGBT(絶縁ゲート型バイポーラ・トランジスタ)モジュール市場で、中国企業が存在感を増している。IGBTモジュールの供給が世界的に不足するなか、低価格かつ安定したサプライチェーンを強みに顧客獲得に成功。生産能力を増強し、市場シェアを高めている。

Digitimesの調査によると、2022年上半期の中国の車載用IGBTモジュール市場は、スターパワー・セミコンダクタ(嘉興斯達半導体)とBYD(比亜迪)がそれぞれ2位と3位のシェアを確保した。

東亜前海証券は、中国製IGBTモジュールの性能は徐々に向上してきており、海外大手の製品と匹敵する水準にある項目もあると指摘。中国製IGBTモジュールは徐々に市場に浸透し、ハイエンド市場に切り込みつつあると報告した。

独半導体大手のインフィニオン・テクノロジーズの21年決算報告書によると、スターパワー・セミコンダクタ製IGBTモジュールの世界シェアは3.0%と、世界第6位に付けている。

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